Hollywood Express #986◆2023.09.09(土)

◆この番組の感想はネタバレ全開になっています。
◆映画紹介番組Hollywood Expressレポートです。BS191 WOWOWプライムにて。

 

 

◆news flash
◆政治ドラマ『ラスティン: ワシントンの「あの日」を作った男』 Rustin (2023) の話題、1963年のワシントン大行進を企画した男の話しだそうです。よくわからん。全米11月公開からNetflixで配信。
マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演のドラマ。『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』 Killers of the Flower Moon (2023) の話題。全米11月限定公開。アイマックスを含む世界公開からアップルTVで配信。
マイケル・マン監督、アダム・ドライバーペネロペ・クルス主演のドラマ。 Ferrari (2023) の予告編が解禁された話題。全米12月公開
◆貧乏学生がお屋敷に来て色々あるドラマ Saltburn (2023) の話題。全米11月限定公開
テイラー・スウィフトのエラスツアーのライブドキュメンタリー。 Taylor Swift: The Eras Tour (2023) の話題、音楽関係なのでストライキは関係ありません。全米11月公開。前売りチケットが記録的に売れているそうです。映画館側にしてみればチケットが売れるのならそれこそコンテンツは何でもいいでしょう。
◆『エクソシスト 信じる者』 The Exorcist: Believer (2023) から、公開時期を1週間早めた話題。 Taylor Swift: The Eras Tour (2023) とのバッティングを避けたそうです。賢明な判断だと思われます。
◆『イコライザー THE FINAL』 The Equalizer 3 (2023) から、アントワーン・フークア監督のインタビューがあります。

 

 

◆inside look
◆『イコライザー THE FINAL』 The Equalizer 3 (2023) のメイキング。アントワーン・フークア監督のインタビューがあります。イタリアを舞台について。
◆ The Good Mother (2023) のメイキング。マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督のインタビューがあります。
◆脚本家組合と俳優組合のストライキについて。世論調査によると72パーセントが脚本家側を支持してるそうです。俳優側は62パーセント。とにかくスタジオ側よりは支持されている。
◆『スピード』 Speed (1994) から、キアヌ・リーヴスがノンクレジットの脚本家ジョス・ウェドンにヒントを与えていた話題。

 

◆Hollywood gossip
デイミアン・チャゼル監督が脚本組合と俳優組合のストライキを支持する話題。芸術は単なるコンテンツではないと主張してます。ベネチア映画祭にて。

 

◆new releases
◆専用の編集がされた予告編を見ても出来はわからん。しかし本編ハイライトシーンを10秒も見れば出来はわかります。
◆評価は『よい』『普通』『まあまあ』『イマイチ』の4段階。
◆ My Big Fat Greek Wedding 3 (2023) ニア・ヴァルダロス監督、ニア・ヴァルダロス、ジョン・コーベット主演の『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』シリーズ最新作コメディ。亡くなった父親の村に行く話しのようです。私のゴーストですが出来は普通だと囁いてます。
◆『死霊館のシスター 呪いの秘密』 The Nun II (2023) マイケル・チャベス監督、タイッサ・ファーミガ、ストーム・リード主演の『死霊館』シリーズのスピンオフ2作目ホラー。いつもの話しのようです。私のゴーストですが出来は普通だと囁いてます。

 

◆weekend boxoffice top10
◆映画は批評も興行もよければ最高なんですが実際にそうはいかないのがこまったものです。
◆10位が Talk to Me (2022) ダニー・フィリッポウ、マイケル・フィリッポウ監督、ソフィー・ワイルド、アレクサンドラ・ジェンセン主演の謎の手ホラー。謎の手でホラーする話しのようです。興行収入totalが4450万ドル。
◆9位が『スラムドッグス』 Strays (2023) ジョシュ・グリーンバウム監督、ウィル・フェレルジェイミー・フォックスVCの犬コメディ。捨て犬が飼い主の家に戻ろうとする話しのようです。興行収入totalが2140万ドル。日本11月公開。
◆8位が『MEG ザ・モンスターズ2』 Meg 2: The Trench (2023) ベン・ウィートリー監督、ジェイソン・ステイサムウー・ジン主演の『MEG ザ・モンスター』シリーズ続編モンスターパニックアクション超大作。いつもの話しのようです。興行収入totalが7910万ドル。
◆7位が Bottoms (2023) エマ・セリグマン監督、レイチェル・セノット、アヨ・エデビリ主演の学園コメディ。底辺組が学校で色々とある話しのようです。興行収入totalが450万ドル。
◆6位が『ミュータント・タートル: ミュータント・パニック!』 Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutant Mayhem (2023) ジェフ・ロウ監督、シャモン・ブラウンJr.、ニコラス・カントゥVCの『ミュータント・タートル』シリーズ最新作3D CGアニメ。いつもの話しのようです。Nickelodeon Animation Studios/Point Grey Pictures/Image Comics/Nickelodeon Movies/Paramount Pictures製作配給。興行収入totalが1億790万ドル。1億ドルに達してます。おめでとうございます。
◆5位が Oppenheimer (2023) クリストファー・ノーラン監督、キリアン・マーフィー、マット・デイモンエミリー・ブラント主演の原爆開発ドラマ。原爆開発の話しのようです。興行収入totalが3億1060万ドル。古き良きアメリカの雰囲気がいいのか大ヒットしてます。3億ドルに達してます。おめでとうございます。
◆4位が『グランツーリスモGran Turismo (2023) ニール・ブロムカンプ監督、デヴィッド・ハーバー、オーランド・ブルーム主演の実話系カーレースアクション。ゲームから現実にレースする話しのようです。興行収入totalが3080万ドル。
◆3位が Blue Beetle (2023) アンヘル・マヌエル・ソト監督、ショロ・マリデュエニャ、ブルーナ・マルケジーニ主演のDCアメコミアクション。いつもの話しのようです。時節柄でラテン系な主人公になってます。興行収入totalが5870万ドル。
◆2位が『バービー』 Barbie (2023) グレタ・ガーウィグ監督、マーゴット・ロビーライアン・ゴズリング主演のバービー人形の実写人間ドラマ。バービー人形が実存と対峙する話しのようです。興行収入totalが6億1230万ドル。6億ドルに達してます。おめでとうございます。全世界興業と13億8千万ドルを超えているそうです。
◆1位が『イコライザー THE FINAL』 The Equalizer 3 (2023) アントワーン・フークワ監督、デンゼル・ワシントンダコタ・ファニング主演の『イコライザー』シリーズ最新作アクション完結作。イタリアを舞台にいつもの話しのようです。興行収入totalが4280万ドル。シリーズ最高の出足のいい興業になっているそうです。日本12月公開。

 

◆ending
◆Jacob Banks “Monster” from “The Equalizer 3 (2023)”

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◆Jacob Banks - Monster ft Avelino

 

◆私の好きなミュージックビデオ
◆『Blondie/One Way Or Another』(1978年=昭和53年)のカバー。

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◆Boys On Jupiter - "One Way or Another" (Blondie Cover) at Battle of the Bands | North Shore Sounds

 

◆今週のNHK BSシネマでのお勧め映画
◆私の感想があるお勧めの作品
◆『ゲッタウェイ』(1972年)
原題◆The Getaway
サム・ペキンパー監督、スティーブ・マックィーンアリ・マッグローベン・ジョンソンアル・レッティエリ主演の追跡アクション。傑作です。
プロット◆警察と組織から追われる話しのようです。
サム・ペキンパー監督独特のスローモーションとカットバックを組み合わせたアクション描写が絶品です。この手法はサム・ペキンパー監督のみの手法です。
◆銃撃や爆発の量や多くしてカット割りを細切れにすれば出来がよくなるわけではないことがこの作品を年月を経ても残っていることでよくわかります。カット割に編集等の映画的手法がよいのです。
ブライアン・デ・パルマ監督やジョン・ウー監督のスローモーションの使い方はそれぞれの監督の個性です。これもいいけどサム・ペキンパー監督の方がいい。
◆銀行強盗を陽動する爆発のスローモーションとカットバックが素晴らしい。他にも素晴らしいスローモーションとカットバックが色々とあります。
◆オートマチックのハンドガコルト・ガバメントと12ゲージOOバックのポンプアクションのショットガン。このガンアクションが絶品です。スティーヴ・マックィーンの動きが素晴らしい。
◆カーアクションもあります。大排気量 OHV V8エンジンの音がいい。

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◆『裏窓』(1954年)
原題◆Rear Window
アルフレッド・ヒッチコック監督、ジェームズ・スチュワートグレース・ケリーセルマ・リッターウェンデル・コーリイレイモンド・バー主演の覗きサスペンス。傑作です。
プロット◆覗きから殺人事件に巻き込まれる話しのようです。
◆プロローグの説明セリフをつわずにカメラの動きで主人公のキャラ紹介をするシーンが有名です。
◆覗く主人公で、視線を走らせてつなぐ、そのリアクションショットを入れてます。いわゆるクレショフ効果をやっています。
◆基本的にカメラは主人公のアパートの部屋から出ません。
グレース・ケリーがとにかくきれい。これだけで見れます。
ウェンデル・コーリイレイモンド・バーはB級作品に山ほど出演してます。たまにこの作品のようなA級作品に出ています。

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◆私の感想がないお勧めの作品
◆今週はありません。


◆過去の名作は過剰な期待をせずに気楽に見れば面白いと思えます。
◆映画は説明セリフは少ない方がいい。これが基本です。
◆カット割りでわかりやすくするのが映画。メソッド演技はあまり映画的ではない。
◆全編説明セリフがないと話しがわからないという人は映画には向いてないのでTVの字幕付きバラエティ番組を見てた方がいいと思える。