Hollywood Express #1006◆2024.02.03(土)

◆この番組の感想はネタバレ全開になっています。
◆映画紹介番組Hollywood Expressレポートです。BS191 WOWOWプライムにて。

 

 

◆news flash
アカデミー賞ノミネート特集
◆『マエストロ: その音楽と愛と』 Maesutoro (2023) は7部門ノミネート。ブラッドリー・クーパーが主演男優賞ノミネート他で3部門ノミネート。賞レースでは空振りといった感じです。
◆『哀れなるものたち』 Poor Things (2023) は11部門ノミネート。エマ・ストーンは複数ノミネート。
◆『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』 Killers of the Flower Moon (2023) は10部門ノミネート。ロバート・デ・ニーロ助演男優賞ノミネート。相変わらずアカデミー賞には嫌われているレオナルド・ディカプリオはノミネートされていない。
◆『ナイアド ~その決意は海を越える~』 Nyad (2023) がジョディ・フォスター助演女優賞ノミネート
◆『ラスティン: ワシントンの「あの日」を作った男』 Rustin (2023) のコールマン・ドミンゴ主演男優賞にノミネート。複数のLGBT俳優が候補になるのは初めてのケースだそうです。ジョディ・フォスターLGBTです。
◆女性監督作品が3本ノミネートは初のケースな話題。『バービー』 Barbie (2023) と『パスト ライブス/再会』 Past Lives (2023) と『落下の解剖学』 Anatomie d'une chute (2023) の3作品となってます。
◆『バービー』 Barbie (2023) ですが監督賞と主演女優賞はノミネートされず。脚本賞他でお茶を濁されてます。
◆『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』 Killers of the Flower Moon (2023) のリリー・グラッドストーンは主演女優賞ノミネート。ネイティブ系でとは初。監督賞ノミネートのマーティ・スコセッシ監督は10度目で現役では最高回数。年齢でも最高齢だそうです。

ジリアン・アンダーソンが『トロン』シリーズに最新作 Tron: Ares に出演する話題。ではジャレッド・レトが主演。
◆ One Life (2023) のファーストルックの話題。アンソニー・ホプキンス主演の毎度お馴染みのホロコーストドラマ。ジョナサン・プライスヘレナ・ボナム・カーター主演。全米3月公開。
◆Monkey Man (2024) の最新トレーラーの話題。デブ・パテルの初監督で主演作。リベンジスリラーだそうです。全米4月公開。

 

◆red carpet
◆『ボブ・マーリー: ONE LOVE』 Bob Marley: One Love (2024) のジャマイカ・プレミアの風景。キングズベリー・ベン=アディルレイナルド・マーカス・グリーン監督、アレックス・A=ゲーム、ジェームズ・ノートンのインタビューがあります。


◆inside look
◆ American Star (2024) のメイキング。イアン・マクシェーンのインタビューがあります。ロケで5週間で撮った独立系映画だそうです。メジャー作品とは違い外野がうるさくないのがいいとのこと。
◆ Junction (2024) のメイキング。監督脚本出演のブライアン・グリーンバーグのインタビューがあります。薬依存症の話しのようです。すっかり老けたグリフィン・ダンは久しぶりに見ます。

 

◆Hollywood gossip
◆撮影中の誤射の訴訟沙汰で色々と大変なアレック・ボールドウィンSAG=全米俳優組合が擁護した話題。俳優は銃火器までの責任は持てないとなってます。

 

◆new releases
◆専用の編集がされた予告編を見ても出来はわからん。しかし本編ハイライトシーンを10秒も見れば出来はわかります。
◆評価は『よい』『普通』『まあまあ』『イマイチ』の4段階。
◆『ARGYLLE/アーガイル』 Argylle (2024) マシュー・ヴォーン監督、ヘンリー・カヴィルブライス・ダラス・ハワード主演のサスペンスアクション。小説家の書いたキャラクターが実在して悪戦苦闘する話しのようです。私のゴーストですが出来は普通だと囁いてます。
◆『オリオンと暗闇』 Orion and the Dark (2024) ショーン・シャルマッツ監督、ジェイコブ・トレンブレイ、ポール・ウォーター・ハウザーVCの3D CGアニメ。暗闇恐怖症で悪戦苦闘する話しのようです。DreamWorks Animation/Mikros Animation/Dentsu Motion Pictures/Netflix製作配給。私のゴーストですが出来は普通だと囁いてます。

 

◆weekend boxoffice top10
◆映画は批評も興行もよければ最高なんですが実際にそうはいかないのがこまったものです。
◆10位が『アメリカン・フィクション』 American Fiction (2023) コード・ジェファーソン監督、ジェフリー・ライトスターリング・K・ブラウン主演の黒人風刺コメディ。黒人らしさとは何だ?という話しのようです。興行収入totalが1150万ドル。
◆9位が『ゴジラ-1.0』 Gojira -1.0 (2023) 山崎貴監督、神木隆之介浜辺美波主演の『ゴジラ』シリーズ最新作。1947年の舞台設定でいつもの話しのようです。字幕版。興行収入totalが5510万ドル。興行がよくアカデミー視覚効果ノミネートもあって日本映画界が浮き足だっています。大丈夫なのか。私はハイライトシーン絶叫芝居だけで辟易するけど。全米公開版では英語字幕なので日本語のあからさまなセリフが簡略されたのでプラスになっているみたい。
◆8位が『アクアマン/失われた王国』 Aquaman and the Lost Kingdom (2023) ジェームズ・ワン監督、ジェイソン・モモアパトリック・ウィルソン主演のDCアメコミ続編アクション大作。いつもの話しのようです。興行収入totalが1億1800ドル。
◆7位が『哀れなるものたち』 Poor Things (2023) ヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーンマーク・ラファロウィレム・デフォー主演の人生再生ドラマ。人工的に生まれ変わって色々とある話しのようです。興行収入totalが2460万ドル。
◆6位が Fighter (2024) シッダールト・アーナンド監督、ディーピカー・パードゥコーン、リティク・ローシャン主演のインド製航空アクション。軍隊にていつもの話しのようです。興行収入totalが2460万ドル。
◆5位が Anyone But You (2023) ウィル・グラック監督、シドニー・スウィーニー・グレン・パウエル主演のロマンティックコメディ。最初は仲が悪いけどそのうちに仲よくなるいつもの話しのようです。興行収入totalが7100万ドル。これはビックリのヒットしてます。
◆4位が『FLY!/フライ!』 Migration (2023) バンジャマン・レネール監督、クメイル・ナンジアニ、エリザベス・バンクスVCの3D CGアニメ。Illumination Entertainment/Universal Pictures製作配給。カモ一家が初めて渡り鳥をする話しのようです。興行収入totalが1億100万ドル。1億ドルに達してます。おめでとうございます。
◆3位が『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』 Wonka (2023) ポール・キング監督、ティモシー・シャラメ、クララ・レイン主演のミュージカル。ウィリー・ウォンカのチョコレート工場の前日譚の話しのようです。興行収入totalが1億9490万ドル。
◆2位が The Beekeeper (2024) デヴィッド・エアー監督、ジェイソン・ステイサム、エミー・レイヴァー・ランプマン主演のリベンジアクション。養蜂家の主人公がリベンジする話しのようです。興行収入totalが4150万ドル。
◆1位が Mean Girls (2024) サマンサ・ジェイン、アルトゥーロ・ペレスjr.監督、アンガーリー・ライス、レニー・ラップ主演の『ミーン・ガールズMean Girls (2004) の舞台化ミュージカルからの映画化ミュージカル・ドラマ。学園カーストで色々とある話しのようです。興行収入totalが6040万ドル。

 

◆ending
◆ Renee Rapp “Talk Too Much” from “Mean Girls (2024)”
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youtu.be

◆ Reneé Rapp - Talk Too Much (Official Music Video) 

 

◆私の好きなミュージックビデオ
◆『Blondie/One Way Or Another』(1978年=昭和53年)のカバー。

youtu.be

◆ UnderCoverNSB Cover Blondie "One Way or Another" 

 

◆今週のBSシネマでのお勧め映画
◆2023.12からNHK BS103プレミアムチャンネルは廃止になり、NHK BS101チャンネルに統合されたが、まだ映画を放映しています。そのうちに映画を見たければNHK BS 4Kチャンネルをにしろと誘導してます。しかし自分としてはもうそんな気はない。細かく規格変更してその度に機材を更新しカネを使わされる。いわゆる『血の吐くマラソン』ならぬ『けつの毛まで抜かれるマラソン』には付き合う気がなくなったからです。

◆それでも4Kパッケージソフトは買ってもいいなとなりつつある。
◆映画配信は全く信用していない。せっかく配信で好みの映画リストを作ってもある日突然に諸般の事情で配信停止になり元を断たれたらそれまでになるからです。

◆今週はNHK BSで平日の映画放映はあります。
大相撲中継やスポーツが入ると平日のNHK BSシネマはお休みです。まあこうなると思っていた。MLBが始まったらどうなる。時間帯が違うから映画放映はあるかも。
◆私はBS 4Kチャンネルが映る設備がないのでBS 4Kチャンネルの紹介をしても自分は見れないので何だかモヤモヤする。
◆松竹系のBS260松竹東急は映画なんてどうでもよくて歌舞伎だけでいい松竹らしいやる気がなくコンセプトもないセレクトですが映画放映はやってます。

◆私の感想があるお勧めの作品
◆今週もありません。

◆私の感想がないお勧めの作品
◆『蜘蛛巣城』(1957年)
黒澤明監督、三船敏郎山田五十鈴千秋実志村喬佐々木孝丸主演の時代劇ドラマ。
シェークスピアの「マクベス」をベースにいたある武将が悲劇的に結末になる話のようです。
◆武将 三船敏郎を悲劇へと導く奥方 山田五十鈴の演技が凄い。必見です。

◆『アラバマ物語To Kill a Mockingbird (1962) 
◆ロバート・マリガン監督、グレゴリー・ペック、メアリー・バダム、フィリップ・アルフォード、ロバート・デュヴァル主演の人種差別か絡む法廷ドラマ。
◆黒人の被告を弁護して色々とある話のようです。
◆主演がグレゴリー・ペックなので安心して見ていられます。
◆まだ若いロバート・デュヴァルが重要な役で出ています。

 

◆過去の名作は過剰な期待をせずに気楽に見れば面白いと思えます。
◆映画は説明セリフは少ない方がいい。これが基本です。
◆カット割りでわかりやすくするのが映画。メソッド演技はあまり映画的ではない。
◆全編説明セリフがないと話しがわからないという人は映画には向いてないのでTVの字幕付きバラエティ番組を見てた方がいいと思える。