Hollywood Express #999◆2023.12.09(土)

◆この番組の感想はネタバレ全開になっています。
◆映画紹介番組Hollywood Expressレポートです。BS191 WOWOWプライムにて。

 

◆news flash
◆『バービー』 Barbie (2023) のグレタ・ガーウィグ監督がパームスプリングス国際映画祭で実質的な監督賞に選ばれた話題。そうなるとアカデミー監督賞の有力候補になるそうです。
◆ Memory (2023) はジェシカ・チャステインとピーター・サウスガード主演の人生ドラマ。ベネチア国際映画祭でピーター・サウスガードが最優秀男優賞を受賞。12月は全米限定公開から拡大公開の予定。
◆ The Book of Clarence (2023) のファーストルックの話題。現代を舞台に自称キリストが色々とやらかすドラマのようです。全米2024年1月公開。
◆ロックバンド クイーンのコンサートビデオ Queen Rock Montreal & Live Aid (2007 Video) のデジタルリマスター版が2024年1月から全世界のIMAXで限定公開の話題。こうなると音楽作品はスタジオを通さずに劇場配給する音楽コンテンツとして映画に対抗する状況になるかも。その前に観客を呼べる音楽コンテンツがネタ切れしそうだけど。

◆『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』 Killers of the Flower Moon (2023) がニューヨーク映画批評家協会賞から作品賞に選ばれた話題。リリー・グラッドストーンが主演女優賞。『オッペンハイマー』 Oppenheimer (2023) は監督賞と撮影賞。 May December (2023) が2部門受賞。
◆『マッドマックス:フュリオサ』 Furiosa (2024) のファーストルックの話題。アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース主演の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 Mad Max: Fury Road (2015) の前日譚作品。2024年5月全米公開。

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◆ハリウッドの方の『ゴジラ』シリーズ最新作 Godzilla x Kong: The New Empire (2024) の話題。2024年4月全米公開。ゴジラとコングが並んで走ると何だか『ロッキー3』 Rocky III (1982) でロッキーとアポロが海岸を走るのと同じみたいで友情を感じます。

 

◆red carpet
◆『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』 Wonka (2023) のワールドプレミアの風景。ポール・キング監督、ティモシー・シャラメ、トム・デイヴィス、パターソン・ジェセフのインタビューがあります。

 

◆inside look
◆『キャンディ・ケイン・レーン』 Candy Cane Lane (2023) のメイキング。エディ・マーフィ主演のクリスマス・コメディ。自宅のクリスマスデコレーションに命をかける話しらしい。レジナルド・ハドリン監督、脚本ケリー・ヤンガー、美術アーロン・オズボーンのインタビューがあります。
◆『ゴジラ-1.0』 Gojira -1.0 (2023) のメイキング。山﨑隆監督、神木隆之介のインタビューがあります。

 

◆Hollywood gossip
ウォルト・ディズニーボブ・アイガーCEOが興行不振のマーベルアメコミ作品について記者会見した話題。要するに作品数を減らすそうです。ネット配信にも原因があるとのことです。それでどうする。

 

◆new releases
◆専用の編集がされた予告編を見ても出来はわからん。しかし本編ハイライトシーンを10秒も見れば出来はわかります。
◆評価は『よい』『普通』『まあまあ』『イマイチ』の4段階。
◆『哀れなるものたち』 Poor Things (2023) ヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーンマーク・ラファロ主演の人生再生ドラマ。死から甦った女性の話しのようです。全体的にメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』と黒岩涙香/江戸川乱歩の『幽霊塔』が合わさった話しになっているみたいです。私のゴーストですが出来はよいと囁いてます。
◆ Waitress: The Musical (2023) ダイアン・パウルス、ブレット・サリヴァン監督、サラ・バレリス、ドリュー・ゲーリング主演の『ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた』 Waitress (2007) の舞台ミュージカルの映画化作品。ウェイトレスな話しのようです。何だか舞台中継みたいになってます。私のゴーストですが出来は普通だと囁いてます。
◆『君たちはどう生きるか』 The Boy and the Heron (2023) 宮崎駿監督、ルカ・パドヴァン、ロバート・パティンソンVCの2Dリミテッドアニメ。宮崎駿監督の集大成な話しのようです。Studio Ghibli/Toho Company/Goodfellas/GKIDS製作配給。私のゴーストですが出来は普通だと囁いてます。


◆weekend boxoffice top10
◆映画は批評も興行もよければ最高なんですが実際にそうはいかないのがこまったものです。
◆10位が『サンクスギビング』 Thanksgiving (2023) イーライ・ロス監督、パトリック・デンプシー、アディソン・レイ主演のサンクスギビング・ホラー。いつもの話しのようです。興行収入totalが2830万ドル。
◆9位が Silent Night (2023) ジョン・ウー監督、ジェエル・キナマン、カタリーナ・サンディ・モレの主演のリベンジ・アクション。ギャングに家族を殺されてリベンジする話しのようです。興行収入totalが300万ドル。
◆8位が The Shift (2023) プロック・ヒーズリー監督、クリストファー・ポラーハ、ニール・マクドノー主演のキリスト教が入ったSFサスペンス。消えた妻を探して色々とある話しのようです。興行収入totalが430万ドル。
◆7位が Animal (I) (2023) サンディープ・レディ・ヴァンガ監督、ランビール・カプールアニル・カプール主演のインド製アクション。いつもの話しのようです。興行収入totalが640万ドル。
◆6位が『ナポレオン』 Napoleon (2023) リドリー・スコット監督、ホアキン・フェニックスヴァネッサ・カービー主演の伝記スペクタクルドラマ。ナポレオンの話しのようです。興行収入totalが4580万ドル。
◆5位が『ウィッシュ』 Wish (2023) クリス・バック、ファウン・ヴィーラスンソーン監督、アリアナ・デボーズ、クリス・パインVCの3D CGアニメ。いつもの話しのようです。Walt Disney Animation Studios/Walt Disney Pictures/Walt Disney Studios Motion Pictures製作配給。興行収入totalが4220万ドル。
◆4位が Trolls Band Together (2023) ウォルト・ドーン、ティム・ヘルツ監督、アナ・ケンドリックジャスティン・ティンバーレイクVCの『トロールズ』シリーズ最新作3D CGアニメ。いつもの歌が入る話しのようです。DreamWorks Animation/Universal Pictures製作配給。興行収入totalが7500万ドル。
◆3位が『ゴジラ-1.0』 Gojira -1.0 (2023) 山崎貴監督、神木隆之介浜辺美波主演の『ゴジラ』シリーズ最新作。1947年の舞台設定でいつもの話しのようです。興行収入totalが1140万ドル。
◆2位が『ハンガー・ゲーム0』 The Hunger Games: The Ballad of Songbirds & Snakes (2023) フランシス・ローレンス監督、トム・ブライス、レイチェル・ゼグラー主演の『ハンガー・ゲーム』シリーズ前日譚ドラマ。独裁者になる男の昔の話しのようです。興行収入totalが1億2090万ドル。1億ドルに達してます。これはビックリ。おめでとうございます。
◆1位が Renaissance: A Film by Beyoncé (2023) ビヨンセエバ・バーク監督、ビヨンセダイアナ・ロス出演のビヨンセのワールドツアーライブドキュメンタリー。コンサートとメイキングの話のようです。興行収入totalが2180万ドル。

 

◆ending
◆Ariana DeBose “This Wish” from “Wish (2023)”

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◆ Ariana DeBose - This Wish (From "Wish") 

 

◆私の好きなミュージックビデオ
◆『Blondie/One Way Or Another』(1978年=昭和53年)のカバー。

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◆One Way or Another | Blondie | Pomplamoose

 

◆今週のNHK BSシネマでのお勧め映画
◆私の感想があるお勧めの作品
◆『めまい』(1958年)
アルフレッド・ヒッチコック監督、ジェームズ・スチュワートキム・ノヴァクバーバラ・ベル・ゲデス、トム・ヘルモア主演の尾行サスペンスです。
原題◆Vertigo
プロット◆愛する人を2度失う話しのようです。えせオカルト物から死人に恋煩いの変態物になる話しでもあるようです。尾行した死んだ女性に入れ込み過ぎる話しでもあるようです。そんな感じで気分や見る人によって色々と変わります。
アルフレッド・ヒッチコック監督の変態趣味全開の傑作です。ノーブラでニットのキム・ノヴァクも必見です。

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◆私の感想がないお勧めの作品
◆『ローマの休日』 Roman Holiday (1953) 
ウィリアム・ワイラー監督、オードリー・ヘプバーングレゴリー・ペックエディ・アルバート主演のラブロマンス。傑作です。
◆王女様と新聞記者が色々とある話しのようです。
◆普通の話しなのにモノクロなのに見てて面白い。映画の不思議なポイントです。

 

◆『東京物語 デジタル・リマスター版』(1953年)
小津安二郎監督、笠智衆東山千栄子原節子杉村春子山村聰三宅邦子香川京子主演のドラマ。
尾道から東京にやって来た両親夫婦と色々とある話しのようです。
小津安二郎監督の世界的に有名な作品です。そう思って見るとありがたみがあります。
◆演出手法は独特です。
◆カメラは低い位置で有名なローアングル。
◆固定カメラのフィックスショットのみで移動ショットがない。
◆カメラを振るパンニングはしない。
◆フェイドによるシーンのつなぎはしない。
◆会話シーンでの切り返しはこまめにやる。
◆そんな感じで独特なのです。でも小津安二郎監督作品で寝たと言う話はあまり聞かないのは何故?

 


◆過去の名作は過剰な期待をせずに気楽に見れば面白いと思えます。
◆映画は説明セリフは少ない方がいい。これが基本です。
◆カット割りでわかりやすくするのが映画。メソッド演技はあまり映画的ではない。
◆全編説明セリフがないと話しがわからないという人は映画には向いてないのでTVの字幕付きバラエティ番組を見てた方がいいと思える。