Hollywood Express #984◆2023.08.26(土)

◆この番組の感想はネタバレ全開になっています。
◆映画紹介番組Hollywood Expressレポートです。BS191 WOWOWプライムにて。

 

 

◆news flash
◆4K版が公開される『ローマの休日』 Roman Holiday (1953) に赤狩り騒動で変名にしていた脚本ダルトン・トランボの名が正式にクレジットされる話題。作品の出来は非常によいです。ラブロマンスですがロマンティックコメディでもあります。
◆『バービー』 Barbie (2023) がアルジェリアで上映中止になった話題。道徳的な問題らしい。興行はよかったそうです。何なんだ?
ユダヤアメリカ人の指揮者、作曲家レナード・バーンスタインの伝記映画『マエストロ: 音楽と愛と』 Maesutoro (2023) の予告編が公開された話題。付け鼻がユダヤ人を侮辱しているとか色々と話題になってます。限定公開からNetflixで配信予定。
◆家族の秘密ドキュメンタリー Filling in the Blanks (2023) の話題。ビデオオンデマンドで配信中。
◆映画配給会社ブリーカー・ストリートが米ソ対立ISS国際宇宙ステーション乗員ドラマの上映件を獲得した話題。トライベッカ映画祭で上映予定。劇場公開は未定。
ショーン・レヴィ監督のインタビューから、トロント映画祭で何とか賞を授与される話題。カナダ出身の功労者なのでそうなるようです。。
◆フランス映画 Anatomie d'une chute (2023) のアメリカ版予告編が完成した話題。夫殺しの夫人の裁判を目の見えない息子から見たドラマらしい。
◆ She Came to Me (2023) の話題。ピーター・ディンクレイジアン・ハサウェイマリサ・トメイ主演の風変わりなロマンティックコメディとのことです。全米9月公開。果たして出来は?

 

◆red carpet
◆俳優組合がストライキ中なのでありません。

 

◆inside look
◆ラテン系主人公のDCアメコミアクション大作 Blue Beetle (2023) のメイキング。アンヘル・マヌエル・ソト監督のインタビューがあります。
◆風変わりなSFドラマ Landscape with Invisible Hand (2023) のメイキング。ティファニー・ハディッシュ、コリー・フィンリー監督のインタビューがあります。

 

◆Hollywood gossip
ジョニー・デップアンバー・ハードの泥沼離婚裁判が3話完結ドキュメンタリーシリーズ『デップvs.ハード』 Depp V Heard (TV Mini Series 2023) になった話題。要するに互いの意見が全く違う『羅生門』(1950年) スタイルの話しになるようです。裁判なのでそりゃそうなる。
アレック・ボールドウィンが映画撮影現場での死亡事故でまた起訴されるかもしれない話題。金目当てで大変なようです。撮影用の銃は引き金を引かない限り暴発はしないと証明されてまた揉めてるようです。
◆ハワイ、マウイ島の火災事故でマシュー・マコノヒーが支援をする話題。口だけではくな実際に救援活動をやっているようです。偉い。

 


◆new releases
◆専用の編集がされた予告編を見ても出来はわからん。しかし本編ハイライトシーンを10秒も見れば出来はわかります。
◆評価は『よい』『普通』『まあまあ』『イマイチ』の4段階。
◆『グランツーリスモGran Turismo (2023) ニール・ブロムカンプ監督、デヴィッド・ハーバー、オーランド・ブルーム主演のカーレースアクション。ゲームから現実にレースする話しのようです。私のゴーストですが出来は普通だと囁いてます。
◆ Golda (2023) ガイ・ナティーヴ監督、ヘレン・ミレン、ゼット・ジョゼフ主演のイスラエル政治家伝記映画。イスラエルの女性政治家ゴルダ・メイアの話しのようです。私のゴーストですが出来は普通だと囁いてます。

 

◆weekend boxoffice top10
◆映画は批評も興行もよければ最高なんですが実際にそうはいかないのがこまったものです。
◆10位が Sound of Freedom (2023) アレハンドロ・モンテベルデ監督、ジム・カヴィーゼル、ビル・キャンプ主演の実録ドラマ。児童人身売買の話しのようです。興行収入totalが1億7770万ドル。謎の大ヒットをして緩やかにランクを落としてまます。
◆9位が『ミッション: インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』 Mission: Impossible - Dead Reckoning Part One (2023) クリストファー・マッカリー監督、トム・クルーズヴァネッサ・カービーレベッカ・ファーガソン主演の『ミッション: インポッシブル』シリーズ最新作アクション大作。いつもの話しPart Oneのようです。興行収入totalが1億6460万ドル。トム・クルーズ主演作品としては平凡な興行になって緩やかにランクを落としてます。
◆8位が『ホーンテッド・マンション』 Haunted Mansion (2023) ジャスティン・シミエン監督、ロザリオ・ドーソンオーウェン・ウィルソン主演のディズニーアトラクションホラー。いつものように謎の館でホラーする話しのようです。興行収入totalが5880万ドル。
◆7位が Talk to Me (2022) ダニー・フィリッポウ、マイケル・フィリッポウ監督、ソフィー・ワイルド、アレクサンドラ・ジェンセン主演の謎の手ホラー。謎の手でホラーする話しのようです。興行収入totalが3730万ドル。
◆6位が『MEG ザ・モンスターズ2』 Meg 2: The Trench (2023) ベン・ウィートリー監督、ジェイソン・ステイサムウー・ジン主演の『MEG ザ・モンスター』シリーズ続編モンスターパニックアクション超大作。いつもの話しのようです。興行収入totalが6650万ドル。
◆5位が『スラムドッグス』 Strays (2023) ジョシュ・グリーンバウム監督、ウィル・フェレルジェイミー・フォックスVCの犬コメディ。捨て犬が飼い主の家に戻ろうとする話しのようです。興行収入totalが820万ドル。スタジオ側の期待値とは裏腹なイマイチな興行のようです。これは大変。
◆4位が『ミュータント・タートル: ミュータント・パニック!』 Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutant Mayhem (2023) ジェフ・ロウ監督、シャモン・ブラウンJr.、ニコラス・カントゥVCの『ミュータント・タートル』シリーズ最新作3D CGアニメ。いつもの話しのようです。Nickelodeon Animation Studios/Point Grey Pictures/Image Comics/Nickelodeon Movies/Paramount Pictures製作配給。興行収入totalが8820万ドル。
◆3位が Oppenheimer (2023) クリストファー・ノーラン監督、キリアン・マーフィー、マット・デイモンエミリー・ブラント主演の原爆開発ドラマ。原爆開発の話しのようです。興行収入totalが2億8530万ドル。
◆2位が『バービー』 Barbie (2023) グレタ・ガーウィグ監督、マーゴット・ロビーライアン・ゴズリング主演のバービー人形の実写人間ドラマ。バービー人形な話しのようです。興行収入totalが5億6680万ドル。
◆1位が Blue Beetle (2023) アンヘル・マヌエル・ソト監督、ショロ・マリデュエニャ、ブルーナ・マルケジーニ主演のDCアメコミアクション。いつもの話しのようです。時節柄でラテン系が主人公になってます。興行収入totalが2500万ドル。スタジオ側の期待値を大幅に下回る興行になってます。これは大変。

 

◆ending
◆Blackstreet “No Diggity” from “Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutant Mayhem (2023)”

youtu.be

◆Blackstreet - No Diggity (Official Music Video) ft. Dr. Dre, Queen Pen

 

◆私の好きなミュージックビデオ
◆『Blondie/One Way Or Another』(1978年=昭和53年)のカバー。

youtu.be

Blondie - One Way or Another - drums only. Isolated drum track.

 

◆今週のNHK BSシネマでのお勧め映画
◆私の感想があるお勧めの作品
◆『捜索者』(1956年)

◆この作品はジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン、ジェフリー・ハンター、ワード・ボンド、ハリー・ケリーJr.、ベラ・マイルズ主演の追跡物ウエスタンです。
原題◆The Searchers
プロット◆さらわれた姪を捜す話しのようです。
◆当時は少し変わったウエスタンとの評価でしたが年月を経て傑作と評価されている作品です。そんなわけで映画の評価は非常に難しいのです。

eigaface.cocolog-nifty.com

 

◆私の感想がないお勧めの作品
◆『無法松の一生 4Kデジタル修復版』(1943年)
稲垣浩監督、阪東妻三郎月形龍之介園井恵子、澤村アキオ(長門裕之)主演の人間ドラマ。
◆脚本伊丹万作、撮影宮川一夫の豪華スタッフです。
◆ある人力車夫の話しのようです。
◆そんなわけで出来はいいと思えます。

 

◆過去の名作は過剰な期待をせずに気楽に見れば面白いと思えます。
◆映画は説明セリフは少ない方がいい。これが基本です。
◆カット割りでわかりやすくするのが映画。メソッド演技はあまり映画的ではない。
◆全編説明セリフがないと話しがわからないという人は映画には向いてないのでTVの字幕付きバラエティ番組を見てた方がいいと思える。