Hollywood Express #919◆2022.05.21(土)

◆この番組レポートはネタバレ全開になっています。
◆映画紹介番組のHollywood Expressのレポートです。BS193 WOWOWにて。

 

◆news flash
◆『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』 Doctor Strange in the Multiverse of Madness (2022) から、エリザベス・オルセンのインタビューがあります。
◆ショートフィルム Mac & Cheese からイースター云々の食事関係のイベントにて。2022年のテーマはスーパーヒーローだそうです。何だかわからん。
◆『アバター: ウェイ・オブ・ウォーター』 Avatar: The Way of Water (2022) から、ファーストルックが公開された話題。日本では11月公開。果たして出来は?
◆『トップガン マーヴェリック』 Top Gun: Maverick (2022) から、パラマウントコールサインのサイトを開いた話題。あなたのコールサインを診断してくれるらしい。映画の方は日本で5月公開。
◆『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』 Doctor Strange in the Multiverse of Madness (2022) から、新キャラがシャーリーズ・セロン扮するクレアという話題。
◆『ザ・ロストシティ』The Lost City (2022) から、日本ではまだ未公開ですがアメリカでは配信開始される話題。削除シーンについてオスカー・ヌニョスのインタビューがあります。
フランシス・フォード・コッポラ監督の新作 Megalopolis の話題。ジョン・ヴォイトローレンス・フィッシュバーンが出演予定。ジョン・ヴォイトジョン・サクソンと混同してた。

 

◆red carpet
◆93歳のジェームズ・ホンがウォークオブフェイムに入ったセレモニーの風景。ジェイミー・リー・カーティス、ダニエル・デイ・キムのお祝いのスピーチがあります。ジェームズ・ホンの感謝のインタビューもあります。

 

◆inside look
◆『炎の少女チャーリー』 Firestarter (2022) のメイキング。ライアン・キーラ・アームストロングとザック・エフロン、キース・トーマス監督のインタビューがあります。
◆『スニーカーシンデレラ』 Sneakerella (2022) のメイキング。男が主人公でガラスの靴がスニーカーになった設定。チョーズン・ジェイコブス、レクシー・アンダーウッドのインタビューがあります。

 

◆Hollywood gossip
ジェームズ・クロムウェルがビーガン運動に参加してる話題。スターバックスで年甲斐もなく座り込み運動で頑張っています。

 

◆new releases
◆専用の編集がされた予告編を見ても出来はわからん。しかし本編ハイライトシーンを10秒も見れば出来はわかります。
◆評価は『よい』『普通』『まあまあ』『イマイチ』の4段階。
◆ Downton Abbey: A New Era (2022) サイモン・カーティス監督、ミシェル・ドッカリー、マギー・スミス主演の『ダウントン・アビー』シリーズ続編ドラマ。南フランスで色々とある話しのようです。私のゴーストですが出来は普通だと囁いてます。
◆ Men (2022) アレックス・ガーランド監督、ジェシー・バックリー、ロニー・キニア主演の屋敷ホラー。謎の屋敷でホラーする話しのようです。私のゴーストですが出来は普通だと囁いてます。

 

◆weekend boxoffice top10
◆映画は批評も興行もよければ最高なんですが実際にそうはいかないのがこまったものです。
◆10位が The Unbearable Weight of Massive Talent (2022) トム・ゴーミカン監督、ニコラス・ケイジペドロ・パスカル主演のメタコメディ。ニコラス・ケイジならぬニック・ケイジが潜入捜査に巻き込まれて悪戦苦闘する話しのようです。興行収入totalが1820万ドル。
◆9位が Family Camp (2022) ブライアン・ケイツ監督、リー=アリン・ベイカー、トミー・ウッダード主演のファミリーコメディ。キャンプに行って何故かライバルキャラと対決する話しのようです。興行収入totalが130万ドル。
◆8位が『ザ・ロストシティ』The Lost City (2022) アダム・ニー、アーロン・ニー監督、サンドラ・プロック、チャニング・テイタムダニエル・ラドクリフ主演の巻き込まれアクションコメディ大作。無理やりお宝探しで悪戦苦闘する話しのようです。興行収入totalが9710万ドル。
◆7位がが The Northman (2022) ロバート・エガース監督、アレキサンダー・スカルスゲルド、ニコール・キッドマン主演のバイキングアクション。父の仇を討つ話しのようです。興行収入totalが3120万ドル。意外とヒットしてる感じ。
◆6位が『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』 Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore (2022) デヴィッド・イェーツ監督、エディ・レッドメインジュード・ロウマッツ・ミケルセン主演の『ファンタスティック・ビースト』シリーズ最新作のファンタジー大作。いつもの話しのようです。興行収入totalが9010万ドル。
◆5位が Everything Everywhere All at Once (2022) ダニエル・クワンダニエル・シャイナート監督、ミシェル・ヨー、ジョナサン・キー・クァン主演のSF多次元アクションドラマ。ミシェル・ヨー姐さんが時空をかける話しのようです。興行収入totalが4710万ドル。
◆4位が『炎の少女チャーリー』 Firestarter (2022) キース・トーマス監督、ザック・エフロン、ライアン・キーラ・アームストロング主演のリメイクホラー。念力発火で色々とある話しのようです。興行収入totalが380万ドル。
◆3位が『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』 Sonic the Hedgehog 2 (2022) ジェフ・ファウラー監督、ジェームズ・マースデンジム・キャリー主演の『ソニック』シリーズ続編アクション。またジム・キャリーと対戦する話しのようです。Marza Animation Planet/Blur Studio/Original Film/Sega Sammy Group/Paramount Pictures製作配給。興行収入totalが1億7580万ドル。
◆2位が『バッドガイズ』 The Bad Guys (2022) ピエール・ペルフェル監督、サム・ロックウェル、マーク・マロンVCの3D CGアニメ。バッドガイズな話しのようです。DreamWorks Animation/Universal Pictures製作配給。興行収入totalが6640万ドル。
◆1位が『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』 Doctor Strange in the Multiverse of Madness (2022) サム・ライミ監督、ベネディクト・カンバーバッチエリザベス・オルセン主演のマーベルアメコミアクション大作。マルチバースな話しのようです。興行収入totalが2億9260万ドル。2億ドルに達してます。おめでとうございます。全世界興行では6億8000万ドルだそうです。

 

◆ending
◆Daniel Pemberton and Anthony Ramos' “Good Tonight” from “The Bad Guys (2022)”

youtu.be

 

◆私の好きなミュージックビデオ
◆『Blondie/One Way Or Another』(1978年=昭和53年)のカバー。

youtu.be

Blondie - One Way Or Another Drum Cover

 

◆今週のNHK BSシネマでのお勧め映画
◆私の感想があるお勧めの作品。
『ダイヤルMを廻せ!』(1954年)
アルフレッド・ヒッチコック監督、レイ・ミランドグレース・ケリー、ロバート・カミングス主演の倒叙サスペンス。傑作です。
倒叙サスペンスとは要するに『刑事コロンボ』のフォーマットです。
◆この作品はヒッチコック監督がワーナーであと1作撮る契約が残っていためのやっつけ仕事ですがその割には出来がよくて傑作なのです。
◆下手にオリジナルな話しにするとまたいきなり撃つワーナーのパターンになるのを心配したのか手っ取り早く舞台の映画化にしています。これで原作通りとしたのでしょう。
◆登場キャラは1950年代作品にしては少し屈折してます。
◆主人公の旦那は元テニス選手で実家が金持ちな夫人をゲットしたが扱いが雑だったのか浮気されてしまいます。
◆何が不満なのか夫人は不倫に走り被害者となります。不倫したくせに被害者面するなという批評もありますが何しろグレース・ケリーなののでそうは見えない。
◆主人公の旧友はケチなスケコマシで薬物を使ってしなくてもいい殺人をしています。
◆間男の探偵作家は性格がいいだけでトンチンカンな言動で足を引っ張ります。
◆そんな感じでまともなのは途中から登場する警部だけです。
◆主人公が旧友を呼んで淡々と常軌を逸していくのが見どころの1つです。
◆背中にハサミが刺さったまま倒れてハサミが床に当たり背中に食い込む当時としてはスプラッタなシーンも見どころです。このシーンは3Dを意識してる感じ。
◆舞台劇の映画化なのでセリフは大量にありますが決めの2シーンは説明セリフなしで視覚的になってます。殺人を引き受けるとこは札束を懐に入れる。ラストはセリフ無しで一瞬にして状況を描写してます。素晴らしい。

eigaface.cocolog-nifty.com

 

◆私の感想がないお勧めの作品。
◆『アンタッチャブル』 The Untouchables (1987) ブライアン・デ・パルマ監督、ケビン・コスナーショーン・コネリー、チャールズ・マーティン・スミス、アンディ・ガルシアロバート・デ・ニーロ主演の禁酒法サスペンスアクション。傑作です。


◆『ガンファイターの最後』 Death of a Gunfighter (1969) アラン・スミシー監督、リチャード・ウィドマーク、レナ・ホーン、キャロル・オコナー主演のウエスタン。
◆ロバート・トッテンドン・シーゲルが監督のクレジットを拒否し架空のアラン・スミシー監督名義になってるそうです。何があったんだ?

 

◆過去の名作は過剰な期待をせずに気楽に見れば面白いと思えます。
◆映画は説明セリフは少ない方がいい。これが基本です。
◆カット割りでわかりやすくするのが映画。メソッド演技はあまり映画的ではない。
◆全編説明セリフがないと話しがわからないという人は映画には向いてないのでTVの字幕付きバラエティ番組を見てた方がいいと思える。